FAQよくあるご質問

Q.染料の違いについて教えて下さい。
A.

1. コールダイオール
初心者向けの染料です。
植物繊維(綿、麻、レーヨンなど)と動物繊維(毛、絹、ナイロンなど)のどちらもコールダイホットより淡く染めることができます。
植物繊維の場合は染色後に「ミカノール」で色止めが必要です。
染め始めの温度は30℃以上にする必要がありますが、温度をキープし続ける必要はありません。
染色温度が高いほど濃く染まります。
動物繊維の色止めは不要です。
脱色剤ご使用いただけます。

コールダイオールを使った染色レシピ
*コールダイオールを使ってタイダイ染めレシピはこちら*
*コールダイオールを使って糸染めレシピはこちら*

2. コールダイホット
初心者向けの染料です。
植物繊維と動物繊維、ポリエステル繊維、それらの混紡品が染まります。
染め上がりは、コールダイオールに比べて濃色になります。
染色温度は85℃以上に設定する必要がありますが、温度をキープし続ける必要はありません。
※ポリエステル100%・ポリエステル混紡品に関しては加熱染色が必要になります。
植物繊維の場合、染色後に「ミカノール」で色止めが必要です。
ポリエステルと動物繊維の色止めは不要です。
ポリエステル以外は脱色剤がご使用いただけます

3. 技法用染料 リアクト
中級者向けの染料です。
植物繊維(綿、麻、レーヨンなど)専用の染料です。
発色が良く、コールダイオールやホットより堅牢度が高いため、色落ちがしにくいです。
同梱している定着剤と混ぜて使う染料なので、染色後の色止め作業(色止め剤ミカノール)が不要です。
染色温度は40℃〜60℃で、沸騰したお湯を使う必要がなく手軽です。
筆描きや刷毛引き染め・ろうけつ染め・タイダイ染め・絞り染めなど、技法用に最適です。コールダイオールやコールダイホットと比べると、同じ色名でも色味が若干異なり、全体的に色が明るく鮮やかです。
脱色剤ご使用いただけます。

技法用染料リアクトを使った染色レシピ
*技法用染料リアクト4色セットで作るうずまき模様のタイダイ染めレシピはこちら*
*技法用染料リアクト1色で作るボーダー柄タイダイ染めレシピはこちら*

4. 堅牢スレン建染め染料
上級者向けの染料です。
綿や麻などの植物繊維のみが染まる染料です。
弊社商品の中で堅牢度が高く、色落ちや日焼け、摩擦などに強いです。
色止め剤ミカノールは必要ありません。
ろうけつ染め・絞り染めなどの技法用に最適です。
藍染めのように酸化発色をするので、色の変化が楽しめます。
脱色剤はご使用できません。

5. 直接みやこ染
初心者から技法次第では上級者向けの染料となります。
直接みやこ染は「植物繊維専用」です。
※別途ミカノールをご使用ください。
コールダイホットと同じ手順で染められます。
コールダイホットと同じ名前の色でも、より鮮やかな染めあがりとなります。
筒描きや捺染(なっせん)・手書き染めにもご使用いただけます。
※にじみ防止剤と併用することができます。
脱色剤ご使用できます。

5. 酸性みやこ染
初心者から技法次第では上級者向けの染料となります。
酸性みやこ染は「動物繊維専用」となります。
コールダイホットと同じ手順で染められます。
コールダイホットと同じ名前の色でも、より鮮やかな染めあがりとなります。
筒描きや捺染(なっせん)・手書き染めにもご使用いただけます。
※にじみ防止剤と併用することができます。
脱色剤ご使用できます。

Q.どのような布生地に染まりますか?
A.
Q.染まらない布生地はありますか?
A.
Q.素材がわからない場合、どうしたら良いですか?
A.

まず、85℃以上のお湯に、熱湯で溶かしたコールダイホットを入れ、さらに食塩を入れ、別売りの濃色促進剤を加え15分加熱染色してみます。
よく染まっていないようならば、生地が綿・麻・レーヨンなどの植物繊維、ポリエステルでなく絹・毛・ナイロンなどの動物繊維の可能性があるので、生地を染め液から取り出し、染め液に食酢を加えます。
そこへ生地を戻して染めます。

※洗濯表示がある場合、表示に従って染色を行ってください。
 熱に弱い素材の場合、素材の劣化や縮み、型崩れが起こる可能性かあります。

Q.混紡品も染まりますか?
A.

コールダイオールやコールダイホットで混紡品が染まります。
ただしコールダイオールでポリエステルは染まりません。
コールダイホットは濃色促進剤と併用し加熱染色でポリエステルが染まります。(濃色促進剤不使用の場合、淡く染まります。)
アクリル、アセテートは染色に不向きな素材の為、混紡品も染色はおすすめできません。

Q.ビーズは染まりますか?
A.

ガラスビーズは染まりません。

アクリルビーズでしたら、コールダイホットで染まります。
高温~加熱染色(濃色促進剤は不要です)でより染まりますが、熱に弱い素材の場合、劣化したり変形したりする可能性があるので様子を見ながら染色を行ってください。

Q.プラスチックなども染まりますか?
A.

素材によってコールダイホットやポリエステルダイで染まります。
高温~加熱染色でより染まりますが、熱に弱い素材の場合、劣化したり変形したりする可能性があるので様子を見ながら染色を行ってください。
コールダイホットは濃色促進剤と併用で加熱染色することでより染まる場合があります。

染まる
ポリカーボネート・PBT(ポリブチレンテレフタレート)・ポリアセタール・ナイロン樹脂(6-ナイロン、6,6-ナイロン)・ABS・エポキシ・ポリプロピレン・ポリエチレン・シリコン

ものによって染まり具合が異なる
アクリル

淡く染まる
ポリスチレン・ポリ乳酸樹脂

染まらない
PPS(ポリフェニレンサルファイド)・LCP・フェノール樹脂

Q.ウィッグは染まりますか?
A.

コールダイホットやポリエステルダイで染まります。
ポリエステルダイはポリエステル100%専用で加熱染色になります。
ウィッグの素材と耐熱温度を確認して染色を行ってください。

Q.木にも染まりますか?
A.

染料ではコールダイオール、コールダイホット、直接みやこ染で染まります。
顔料ではピグティントで着色できます。
染色には仕上げ剤加工のないものをご使用ください。
木の色は染め上がりに影響するので、白木の方が望ましいです。
染色後にウレタン、ニス、カシュー塗料、漆などで仕上げると、色落ちを防げます。

Q.紙にも染まりますか?
A.

染料では和紙ぞめカラー、ピグティント、コールダイオール、コールダイホット、直接みやこ染で染まります。
顔料ではピグティントで着色できます。
染色した紙を糊付けする場合は、紙用のスプレー糊を使用すると滲まずに貼ることができます。

Q.衣類についたプリント・柄・ロゴも染まりますか?
A.

素材やプリント方法によって、染まる可能性があります。
ただしプリント・柄・ロゴを染色によって完全に消すことはできません。

Q.衣類の縫い糸(ステッチ)・ボタンも染まりますか?
A.

縫い糸・ボタンの素材をご確認ください。
例として、縫い糸がポリエステルの場合、コールダイオールやその他、植物繊維や動物繊維専用の染料では染まりません。
コールダイホットでは淡く染まります。
しっかり染めたい場合は、コールダイホットと濃色促進剤、またはポリエステルダイ(ポリエステル100%繊維専用)を使用し加熱染色で染まります。
ラクト、貝、木などのボタンは濃淡差はありますが染まります。また一部を除き、樹脂も染まる場合がありますので、ボタンなど染めたくない場合は外してから染色をしてください。

Q.漂白剤を垂らしてしまいましたが、染色で消えますか?
A.

漂白剤が塩素系漂白剤の場合、染料が変色したり、色が入らなくなってしまい、染色はおすすめできません。
酸素系漂白剤であれば、染色により白く抜けたところに色は入り、目立たなくはなりますが、漂白剤の跡は完全には消えません。

Q.防水など特別な加工をしたものは染まりますか?
A.

防水加工や撥水加工など水分を弾くような加工のものは染まらない、もしくは染まりが悪くなります。
また染色によって加工の効果が弱くなる可能性があります。
プリーツ加工、しわ加工の場合も同様です。

Q.ジーンズは染まりますか?
A.

染まります。
混紡品であればコールダイオールやコールダイホット、綿100%であればコールダイオールやコールダイホットの他、直接みやこ染、技法用染料リアクト、堅牢スレン建染め染料で染まります。
素材や洗濯表示に適した染料をお選びください。
ジーンズは濃く染めすぎてしまうと、たて糸とよこ糸の両方が染まり、デニム特有の風合いが無くなりますので、ご注意ください。

Q.スニーカーは染まりますか?
A.

染料が染まる素材で申し上げますと、

綿素材のキャンバス地のものであれば、リアクト染料やコールダイオールやコールダイホットで染まります。ナイロン、ポリウレタンなどであればコールダイオールやコールダイホットで染まります。ポリエステルなど合成繊維のものはコールダイホットまたはポリエステルダイに濃色促進剤を併用して加熱染色となります。

ただし、高温での染色では、変形したり、ソール部分の糊付けが剥離することもありますのでご注意ください。天然皮革も染まりますが、染色により皮革が固くなったり、風合いが損なわれる可能性があります。


Q.ドライマークや水洗い不可の物は染色できますか?
A.

ドライマークや水洗い不可のマークがある場合は染め液に浸す事ができないので染色をお勧めしておりません。

Q.説明書に記載されているお湯の分量より少なくして染めることはできますか?
A.

湯量が少なくても染めることは可能ですが、規定より湯量が少ないと攪拌しづらく、染めムラ(染め上がりの濃い場所と薄い場所ができてまだらに染まった状態)になってしまう可能性が高くなります。
お手持ちの容器にお水と染めたい物を入れ、染めたい物が泳がせられる量の湯量かご確認の上、お試しください。
染めたい物に合わせた湯量の適量についてはお手持ちの説明書、もしくはこちらの染め方説明書でご確認ください。

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