How To染め方

2026.03.10

「みやこ染 ろう溶器」を使ったろうけつ染め

2025年4月より発売の「みやこ染 ろう溶器」を使ったろうけつ染めのやり方をご紹介いたします。

ろうけつ染めとは
溶かしたろうで布に模様を描いて防染をしたあと、染色すると、ろうで描いた部分は染まらず、模様として残ります。
ろうという素材の特性を活かし、ヒビや重なりで模様を表現できる染色技法です。


【準備するもの】

染料:技法用染料 リアクト、堅牢スレン建染め染料
用具:みやこ染 ろう溶器、みやこ染 消えるマーカーペン、
   布用ろう (300g)、ぬるま湯(40℃)、熱湯、耐熱の染色容器、
   染料を溶く容器、ろうけつ染め用の筆、着彩用の筆、
   台所用液体中性洗剤、箸、ゴム手袋、伸子または木枠
※加熱ソーピングを行いますので、耐熱性のある染色容器をご用意ください。
※ろう描きをする筆は耐熱性のある獣毛筆を使用してください。


【染め方】

①下書きをする。
 みやこ染 消えるマーカーペンで布に下絵を描きます。
 ※みやこ染 消えるマーカーペンは多少のズレや粗さがあっても、水で落ちます。

②ろうを溶かす。
 ろう溶器のろうカップに布用ろうを入れてスイッチを入れます。
 ろうが溶け始めたら熱くならないうちに筆をろうに浸け、筆の穂先を熱にならします。
 ※筆の毛先をろうカップの側面に触れさせないでください。
  高温になるため筆が傷む原因となります。

③ろう描きをする。
 ろうが適温になったら、ろう描きを始めます。
 ろうが布の裏側まで染み通り、透明になるように一度描きします。
 ※伸子や木枠で布を張った状態で作業を行ってください。
 さらに一度描いたろうの上にもう一度ろうを重ねて二度描きします。
 最後に布を裏返して三度描きします。
 ※ろうを均等に厚くすると、浸染した際にはっきりとした白色になります。

④染料液を作り、着彩する。
 技法用染料 リアクトをぬるま湯で溶かし、染料液を作ります。
 水を使って適宜、染料を滲ませながら着彩します。
 染料が乾いたら定着剤を塗布し、日かげでゆっくり乾かします。

⑤ろう伏せをする。
 地染めをする場合は着彩した上に地染めの染料が入らないように、ろうで伏せます。
 ③で行ったろう描きと同様に、表を二度、裏を一度、合わせて三度、ろう伏せを行ってください。

⑥水に浸してろうを割る。
 ろうが乾いたら布を水に浸し、ろうを適宜割ります。
 ※ろうを割りすぎないように注意してください。
 ※パラフィンを使用した場合、水が冷たいと鋭い亀裂が入ります。

⑦地染め用の染め液を作る。
 堅牢スレン建染め染料の染料とスレン安定補助液を混ぜ、そこに熱湯を加えます。
 さらに還元剤を入れてかきまぜ、染料を建てます。
 建てた染料を規定量のお湯に加えて染め液を作ります。
 ※温度が40℃以上の染め液で染色するとろうが溶けてしまいます。
 ※染め液を作ったらすぐに染めてください。

⑧染めて酸化発色させる。
 ろうが割れすぎないように注意しながら、⑥で浸しておいた布の水気を軽く切り、広げてから染め液に入れ、静かにかき混ぜながら20 分間染めます。
 染め液から取り出し、軽く水洗いした後、水気を切って布同士が重ならないように広げ、空気中にさ
らして日かげで30分間、酸化発色させます。

⑨加熱ソーピングと脱ろうを行う。
 台所用液体中性洗剤を加えた熱湯に布を入れ、約5分間、火にかけながら加熱ソーピングと脱ろうを
行い、ろうを溶かします。
 これをろうが取れるまで、何度かお湯を変えながら繰り返します。
 ※溶けたろうは排水溝に流さず、こし取り、冷え固まってから各自治体のルールに従って処理してください。
 ※熱湯での脱ろうはパラフィンの場合のみです。
  他の種類のろうを使う場合はろうの種類に応じた方法で行ってください。

⑩すすぎ、かげ干しして完成。
 洗剤の泡が落ち切るまで、水ですすぎます。
 脱水してかげ干しし、アイロンをかけたら完成です。
 ※布にろうが残っている場合、アイロンをかけると滲み出てくることがあります。

使用した染料はこちら

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