columnコラム

2025.06.21

古屋絵菜先生 ろうけつ染めワークショップ

6月14日にsomenovaにて、NHK大河ドラマ「八重の桜」への作品提供他、有名企業とのコラボなどで知名度も高い、人気染色作家の古屋絵菜先生をお呼びし、ろうけつ染めワークショップを行いました。


日本で古くから行われてきた染色技法の1つであるろうけつ染めは、
溶かしたろうを染めたくない部分に置くことで模様を描く技法です。

今回は綿のハンカチにろうけつ染めで花柄のハンカチを制作しました。
先生にご用意いただいた下書きをハンカチにトレースできましたらまず花びらを染めていきます。

技法用染料リアクトのブラック、レッド、ブルー、イエローを使用し、
それぞれの染め液を混ぜあわせお好みのお色を作っていきます。

キッチンペーパーで色味を確認しながら作っていきます。
(実際は少しの染料をぼかしながら染めていくため染めたいお色より濃い染め液を作っていきます)

作った染め液をモチーフの中心に置いたら丸刷毛を円を描くようにぼかしていきますと内側から外側へグラデーションができています。

染料を乾かしたのち、一部の花びらにろうを塗り、その上からまた染料をぼかしながら色を重ねてつけていきます。
2回染料が置かれた箇所は、ろうが置かれ1回のみ染料が置かれた箇所に比べ、より濃いお色になり
その濃淡ができることで立体感のある仕上がりになります。


最後に花びらの箇所に全てろうを置けましたら背景を刷毛で染め、今回のワークショップは終了です。
(出来上がった作品は時間の都合上こちらでろうを落とし、後日お渡しとさせていただいております。)

ぼかす範囲やお色によってみなさまそれぞれ違う素敵なハンカチになりました。
仕上がりが待ち遠しいですね。

改めまして、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
また遠方よりお越し頂きました古屋絵菜先生にもあらためて感謝申し上げます。

使用した染料はこちら
・技法用染料リアクト

技法用染料リアクト 全22色

使用した染色道具はこちら
・みやこ染 ろう溶器

・布用 ロウ

みやこ染YouTube「ろうけつ染め大判ハンカチキット」の染め方動画はこちら

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