columnコラム

2017.09.08

竹藝家 中臣 一氏 x みやこ染

コールダイオール・コールダイホットを竹藝の作品に使用し、国内外で作品を発表、商業施設などのアートワークも手がける中臣一(なかとみ はじめ)氏にお話を伺いました。
竹藝の魅力は、1本の竹から全く想像のつかないような形が出来上がる。染色や、漆の技法など、いろいろな日本の伝統技法が竹藝の工芸の中に含まれることだそうです。

みやこ染との出会い

 「10年ほど前に竹藝の業界で戦前か戦後間もない頃、使っていた方の話を聞き、すごい日本的な色で、いい染料があるっていうのを耳にしていました。」と中臣氏。
その後、先輩から環境に優しいことも聞き、使い始められたそうです。

 「竹や漆を使うので、染料も天然染料ですか?」とよく聞かれるのだそう。
中臣氏曰く「天然染料は、とても個体差があって、色ムラがある。染めるのに時間がかかる。

また、色飛びがしやすい。海外へ納品することも多いので、どのような環境下に設置されるか不明な分、堅牢性も大事。数年後の色が全く違うのは許されない。」
「みやこ染の魅力の一つは、環境に優しい化学染料であることだと思います。

竹の作品は、染料に長時間つけたり、お湯の中に作品をつけると形が歪むので、天然染料に比べ、染料時間の短さ、色の安定、色飛びしにくいことからみやこ染が一番いい選択だと思っています。」

お客様が購入した後のことも考えて、コールダイオール・コールダイホットを選んでくださっています。

 そして今回、コールダイオールのグレージュが新発売されるのに合わせて作品を作ってくださいました。

「8祝ぐ、双円(はちほぐそうえん)」

 コールダイオールのグレージュを使って「8祝ぐ、双円(はちほぐそうえん)」を作られ、現在、桂屋ファイングッズの染色スペース[somenova]に飾られています。見る方向によって、表情の変わる素晴らしい逸品です。
 グレージュを使われた理由として、「『グレージュは、グレーとベージュの間の色。新しくできた色かと思いきや、実は江戸時代に茶色とネズミ色の中間色「茶鼠」があり、流行色の一つでした。

当時、茶色や鼠色がとても流行っており、48茶100鼠と言われるほど、微妙に違う茶色やグレーがあったそうです。

時代は巡り、色も巡っている。お江戸日本橋に創業127年の桂屋ファイングッズから、新色としてグレージュを発売します。』という話が印象的で、日本橋の老舗の桂屋ファイングッズにぴったりだと思い、基本色をグレージュにしました。」
 また作品名は「円を二つ繋げた基本構造の作品であり、『円』は「縁」に音韻で繋がることから、桂屋ファイングッズ株式会社と自分の縁もかけています」とのこと。


 良縁が、お客様皆様とさらに広がりそうな素晴らしい作品です。

コールダイオール・コールダイホットについて

 中臣氏曰く「コールダイオール・コールダイホットは懐かしい色合いを感じさせ、日本的な古風な雰囲気が残っていて、色の バリエーションの幅が広いので、作風に対して色々応用できるというのも魅力」と話してくださいました。

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