染め物ブログ

2017/09/24

新制作展会員のアーティストの作品

新制作展会員のアーティストの作品
弊社専属講師の福島氏が入選した第81回新制作展が国立新美術館(東京都港区六本木7丁目22−2)で開催(2017年9月20日〜10月1日)。
絵画・彫刻・スペースをデザインする傑作品が多数、展示されていました。
福島氏の作品のほか、コールダイホットを使った素敵な作品が展示されていると聞き、作品への思いなどを作者の方に伺ってきました。

福島氏 作品 「晴れるまで」

福島氏曰く「気持ちが晴れる、心が曇るなどの表現があるように人の感情を空模様と比喩します。私は感情は常に晴れではなく、晴れる兆しを感じる事で喜びで満たされるのだと思います。混沌とした感情が前に向かおうと足掻く強い感情を表現する事で喜び、希望の表現を表しました。」とのこと。
ナイロン糸を編んで作った作品。小さな円が何重にも連なって出来た繊細な作品です。優しい色合いが、この先、晴れるであろう未来を予知しているように思われます。

福島氏の作品は絹・ウール・ナイロン(動物繊維)専用の「酸性みやこぞめECO」で染められています。  お湯(85℃以上)できれいに染まる布用ECO染料で色相の美しい丈夫に染まる染料です。

コールダイホットを使った素晴らしい作品・・・

会場の天井高く飾られた羊毛の大作を発表された、新制作会 新会員のおおひら よしこ氏。作品のタイトルは「Gilgamesh」。
「昨今の地球温暖化を危惧し、作品を木に見立てて自然を守りたいという思いで制作。羊毛は人類との歴史に深く関わっているので、その辺りも作品を通して感じて欲しい。」とおおひら氏。
少しグレーがかった羊毛を縮絨させ、染めて形作られたそうで、もともとは3倍もの大きさがあったものだそうです。
「染めたり、絞ったり。縮絨して形を作っていくのが面白いです。」と、優しい笑顔で語ってくださいました。この素晴らしい作品は実は、コールダイホットのブリリアントブルーなどを使って制作されたそうです。

第81回新制作展は国際新美術館で10月1日まで開催中。芸術の秋、素晴らしい作品の数々を観に出かけてはいかがでしょうか?

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